魔法の電話のおはなし
いつも通い慣れたあの道の、草木の中に小さな魔法の電話が置いてありました。
逸話では、それは天使のいたずらだ。
この受話器を取ってしまったら、きっともう今まで通りの生活には戻れない気がする。
通り過ぎたら一生後悔するということも分かっているのに、勇気が出ない。
目を瞑り、わたしはえいっと受話器を取りました。
受話器に耳を当てると、何か聴こえてきます。
それはどんなに美しい音も叶わぬ、宇宙の旋律のようでもありました。
いつも通い慣れたあの道の、草木の中に小さな魔法の電話が置いてありました。
逸話では、それは天使のいたずらだ。
この受話器を取ってしまったら、きっともう今まで通りの生活には戻れない気がする。
通り過ぎたら一生後悔するということも分かっているのに、勇気が出ない。
目を瞑り、わたしはえいっと受話器を取りました。
受話器に耳を当てると、何か聴こえてきます。
それはどんなに美しい音も叶わぬ、宇宙の旋律のようでもありました。
